アジア最貧国と言われるバングラディッシュ 。ここはこれと言った観光名所がないからか、治安の悪いイメージがあるからか、観光客はほとんどいない。10日間滞在して、出会った外国人は片手に数えられるほどだ。

数々の国を旅して気づいたことがある。それは「観光客の数と人の良さは比例する。」ということだ。観光客が多くなると、観光客相手の商売が繁盛する。そしてそもそも観光客相手のビジネスは、観光客が相場を知らない場合が多いため利益率が高い。そうするとこぞって観光客からお金を奪ってろうというたちが増える。

しかしここバングラディッシュ にはその概念がない。観光客だからという差別的な扱いはなく、フェアな、いやむしろ特別扱いを受けることが多い。

インドではボッタクリの象徴でもあるリクシャー(人力車)でさえ、ぼったくるという概念がない。最初からだとうおな金額を言われるため、料金の交渉はほとんどない。

地方ならまだしも首都でタクシーやリクシャーがぼったくらないなんていう国は初めてだ。

それだけでなく彼らは滅多に見ない外国人に対して興味津々だ。

 

歩いているだけでこんな感じにすぐに人の群れが押し寄せる。カメラを向けても嫌な顔一つせずに、次から次へとニューフェイスが「私の写真も撮ってくれ」と現れる。ここは人口密度世界一の都市ダッカ。一度このルーティンが始まると終わりはほぼない。

それだけでなく、外国人に興味がありすぎるからか。歩いていると家に招待をしてくれる人や、たまたま小学校にたどり着くと、授業中にも関わらず生徒たちが出てきて、最終的には先生まで授業をほっぽらかして僕と一緒にサッカーをし始める。

アジア最貧国であるにも関わらず、笑顔で幸せそうな人が多い理由がわかった。それはきっと「ルールに縛られず、自分の興味のままに動く」バングラディッシュ 人の国民性にある。

同時にこれは日本人が最も欠如している感性で、何か悩みのある人は、バングラディッシュに行けばいいんだと思う。自分の悩みのちっぽけさに気がつくはずだ。